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陶磁器とは?➡陶磁器とは粘土を成形したものを焼いて出来た、一般的に焼き物と呼ばれているもの
陶磁器の種類には ①土器 ②炻器(せっき) ③陶器 ④磁器 の4種類があります。
陶磁器の歴史
縄文時代➡弥生時代➡古墳時代➡飛鳥時代➡奈良時代➡平安時代➡鎌倉時代➡室町時代➡安土桃山時代➡江戸時代
①土器 縄文土器・弥生土器・土師器(はじき)………………………………………………………………………………………………
②炻器 須恵器(すえき)………六古窯(瀬戸を除く)…………………………………………………
③陶器 須恵器(自然釉・灰釉)…瀬戸窯(施釉陶器)…………………………………………………
④磁器 江戸時代(17世紀初め)佐賀県が発祥
まずは①の土器についてお話しましょう。
土器➡素焼きのやきもの。古代は土器を焼く窯がない時代だったため、粘土を野焼きの状態で700~900℃の温度で焼いたものです。平地に作品を積み上げ、草木などで焼く「野焼き」が行われました。土器は低温で焼かれるため、素地の焼きしまりが甘いです。高温で焼きしめた陶磁器よりもろく、隙間がおおいので水を吸いやすく乾燥も早いです。釉薬(ゆうやく=うわぐすり)はかけないけれど、彩色されているものを「土器」と呼ぶことがあり、その場合は、その彩色具を釉薬としないことを前提としています。
歴史的には陶磁器の前身にあたります。(縄文土器・弥生土器・土師器 等)
煎茶では涼炉やボーブラが主に素焼きで出来ています。
ボーブラ 白泥 二代 清鳳 作 涼炉 白泥 三峰炉 初代 竹軒 作
この資料はウキペディアより引用しました。協力 村上 喜久江
2020年5月1日(2)