日時 2019年3月25日 10:00~15:00
会場 法相宗大本山薬師寺 西回廊
南都七大寺の一つ薬師寺は、古都奈良の文化財として、平成10年世界遺産に登録されました。
2019年4月に解体修理を終えました国宝の東塔を仰ぎ、薄墨桜を愛でる西回廊にて、花会式を
参詣されましたお客様に煎茶席を開催させて頂きました。
薬師寺を象徴する一つ薄墨桜は、蕾がふくらみ始めると桃色に、開花しますと白色に、
そして咲き誇る頃から薄墨色に、と花色を変えます。
朱塗の伽藍に薄墨色の桜木は古への絵巻物のようです。
短冊は薬師寺加藤朝胤管主様御染筆で「華舞」を、青竹の掛花に椿を活けさせて頂き
ました。
立礼席にて角盆煎茶席を設えました。700人程のお客様がお席入りされました。
お茶は地元の大和茶を、お菓子は薬師寺様御紋入り吉野葛を使った干菓子をご用意頂
きました。
春とは申せ、まだまだ寒いこの時季、広い境内を楽しまれたお客様から一口飲まれる
と「あたたかい、おいしい」のお声を頂き、大変嬉しく感じさせて頂きました。
奈良支部 藤木夢園